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2021年 ウェスレアン・ホーリネス
信越聖会(静岡教区共催)
9月20日(月・祝)
テーマ「危機にある世界への愛」
講師:木内一夫師(福岡エルシオン教会牧師)
会場:駒ヶ根パノラマ・エルシオン・チャペル
聖会Ⅰ
淀橋教会(東京)の80代の信徒さんの証し
私は19才の時に洗礼を受けましたが、当時は罪の意識が希薄だった為に信仰から離れてしまいました。
しかし、42才の時に妻が不治の病にかかり、死に向かう中で「助からないのであれば何とか天国に入って欲しい」との思いが与えられ、クリスチャンの父親に相談したところ、淀橋教会につながることができました。
淀橋教会の牧師、信徒の方々は、毎週病室を訪れてくださり、教会をあげて祈ってくださり、かたくなだった妻の心も変えられ、病床洗礼にあずかることができました。
その後の妻の変化は、まさに奇跡と言えるもので、死に向かう中でも目が輝き、生き生きとした表情をし、談笑もできるようになり、神様の働きというものを実感させていただきました。
そして自分自身ももう一度、信仰に立ち返る決意を新たにされました。
妻は、地上最期の時と認識しつつ、母親として三人の子どもたち(小学校高学年の長男、小学校低学年の長女、年中の次女)を一人一人呼び、これからの歩むべき道についても話すことができました。
妻の召天の日には雨が降り、地上での全ての汚れが流し落とされて召天したのだと感じることができました。
しかし残された家族四人での生活は難しく、妻の母親や私の両親が助けてくれましたが、それも難しくなり、今後どのように生活していけばいいのか非常に悩みました。
その時、耳元で「汝、思いわずらうな」とささやく声が二度三度と聞こえてきました。
そのことによって、病床にある妻に働きかけてくださった神様の愛を思い出し、こんな自分にも神様はともにいてくださるのだと実感した瞬間、多くの重荷の為にがんじがらめだった私の肩から、その重荷が全て取り除かれるのを感じました。
心の中は、言葉では言い表せないような平安で満たされ、口からは賛美が出て力が与えられました。
フィリピ4:5~7
「・・・主はすぐ近くにおられます。
どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。
そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう。」
この御言葉を体験させていただき、信仰のくさびを打っていただきました。
これ以降、信仰がぶれることもなく、様々な困難や苦しみがあっても、このことを思い起こしながらやってくることができました。
しかし自分独りだけでは成長することはできず、信仰の仲間、先輩方に助けられ、祈られ、導かれてここまで来ることができましたので、健全な信仰を得るためには、仲間と共に交わり共有し合うことの大切さも学びました。
また日頃の聖書の通読を通して、神様との交わりを持つことも非常に大切です。
詩編119:105
「あなたの御言葉は、わたしの道の光
わたしの歩みを照らす灯。」
とあるように、人生の歩みの導き手になるのは聖書です。
神様が私たちに望んでおられることは、
Ⅰテサロニケ5:16~18
「いつも喜んでいなさい。
絶えず祈りなさい。
どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。」
これは難しいことですが、日々の生活の中で少しでも近づけるようにし、また人々に良き感化を与えられるようなキリスト者になっていきたいと思います。
(書き起こし:遠州キリスト教会ホームページ担当)
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